金華山グリーンランド 20141108

cheetarpapa

2014年11月11日 00:20

2014.11.8 ☆☆☆ 【HP

今回のレポは特別な意味が・・・
10年目に突入した本ブログ。なんと、紹介したキャンプ場の数が 200 件に。
皆さん、ご愛読頂き、ありがとうございます。
引き続き、よろしくです。

そんな記念すべき200場目のキャンプ場は、福井県から長文レポを。
おびただしい落ち葉の積もる山間の道、上がって行くと・・・
ありました、キチンとした造りの管理棟。

この時点では、まだ、あんな事が起きるなんて・・・(キャー)

季節外れという事で、他にお客さんもいない中、車のエンジン音を聞きつけ、優しい管理人さんのお出迎え。
そして、今回の利用はバンガロー。
このバンガロー、なんとテントサイトと同じ料金の格安で利用出来ます。
「どこがいいですか?」と聞かれても~ どこが良いのやら。
まっ 、炊事棟やトイレが近い場所って事で、No3のバンガローに。

受付を済ませ、鍵等を受け取ると、見慣れないものが。
ん? 鈴?? しかも、3つも繋がっているので少し動くだけで、チリン、チリン♪
もしかして、このキャンプ場では利用者の首に鈴をつけて、完全に統制下に置こうという企みなのか・・・
それとも、クリスマス近きこの時期から、トナカイのまねをして山々を駆け巡るのか・・・
キョトンとしていると、管理人さん曰く、熊が出たという情報は無いけど、用心の為 だそうだ。

管理棟周りには、コテージやテントサイトがあるが、バンガローが見当たらない。「付いて来てください」と誘導されるまま、管理棟から車で2~3分。
ココに停めて っと説明された駐車枠。その後ろには、バンガローというにはあまりにも立派な3階建てのビックコテージが!
あれ?上を見上げれば確かに立派だが・・・ 正面のガラス張りのドアが壊れ、打ちつけられていただろう板も倒れ、中は荒れ放題。おまけに、3階の窓には、良く鉄道や道沿いで見る様なスプレーアート(てか、単なる落書き)が。
なんとも不気味な雰囲気の建物だが、元々、「やまぼうし高原」という温泉施設が有ったようで、今では倒産して荒れ果てた様相。
周りに人家の無い中、浮かび上がるこの建物は、冬とは違った別の寒気を感じる。

車を停めて階段を上がって行くと、バンガロー群の登場です。
バンガローは斜面に一列に並んでおり、上の方のバンガローは荷物の運搬が大変です。
でも、上の方が景色が良いんじゃないの? が そうでも無い。雑木に囲まれ、景色は下と然程変わりません。
結局、炊事棟やトイレ、シャワーがある、下の方がベストでしょう。

しげしげとバンガロー群を分析していると・・・ 穏やかな管理人さんの話し声をかき消すような話し声。
え?誰かいるの?しかも数人で話し、笑う声。 なーんだ、安心、安心。
でも、なんだか、その話し声は、バンガローでなく・・・ トイレから・・・?
トイレでそんな数人で盛り上がるなんて、なんともこっけいな。
しばらくすると、話し声に変わり、音楽が・・・
あ~あ~、ラジオね~。
今回の出撃、熊避け第2段、”トイレにラジオ” です。
ボリュームの調整はしても良いが、一晩中流しっぱなしにしておくようにと。
そんな話を聞くと、トイレに行く度に、先客が居ないか恐る恐る覗き込んで、居ないことを確認してから入るはめに。
だって、毛むくじゃらな奴と鉢合わせはしたくありませんからね。
鈴?当然! 腰に付け、必要以上に動き、時には手でわざと、大きな鈴の音を鳴らしながら。

バンガローは、板張り10畳ほどで、広々しており、電球と長机だけのシンプルな造り。
火の気のないバンガローで管理人さんの心配をよそに、建物は幕帯よりも暖かく感じます。
特に、高床となっているためか、地面からの冷気を感じない。とは言え、夜には6度まで下がるので、それなりの準備を。
逆に、夏場には涼しく過ごせる事でしょう。
バンガローにはコンセントがあるが、通常ある一般的な ニの字形状でない。まるで、海外のコンセントみたい。
受付時に 電源利用料金を払うと変換タップを貸してくれるので、これで普通の電化製品が利用可能です。

ウイスキーをチビチビやりながら、体が温まると、うぁ~あ と大あくび。
トイレから聞こえるラジオを子守唄に、足にホッカイロを貼って、さっさと就寝です。

翌朝も、ドアをそーっと開け、獣の気配を伺いながら外へ。
だって、ヤツの朝食時に出くわし、ヤツの胃袋に閉じ込められたら大変ですから。
炊事棟で顔を洗い、そっと顔をあげると、何かの視線と気配を感じる。
視界に入る、何かが動いている。
うぉーーーーーーーーーーーー。

サッサッサ、ピョンピョン。
動きが早い。
若い時はスプリンタとして自負のあった吾輩でも、恐らくあの機敏な動きで襲われると、逃げられない!
ん?しっぽがくるんと丸まって、フカフカの毛に覆われ、何とも愛くるしいお目目。
ドングリを拾っては巣穴に運ぶ・・・ それは、リスさん。
結局、今回の出撃で会った唯一の隣人は、この方でした。

今年の営業は今月15日までで、来年の春 4月までお休み。
3分100円のシャワーもパワー不足ではあるが、使えないことは無い。
全体的に施設が適度にまとまっており、使いやすい距離感である。

今回のアップレポは少しオドロオドロシイ路線でのレポアップでしたが、林間のキャンプ場として十分楽しめます。
駐車場からの荷物の運搬が必要な、斜面にレイアウトされたテントサイトもありますが、
格安料金で利用できるバンガローがとっても魅力的なキャンプ場でした。

【周辺情報】
○越前海岸
さすが、冬の日本海です。訪問時には荒れ気味で、波しぶきがかかるほど。キャンプ場から3km強で到着でき、夏の海遊びや観光のベースとしても使えるキャンプ場です。


この看板で曲がって

管理棟に到着


斜面に建つバンガローとその中

洗剤等も完備

人も居ないのに中から話し声が・・・

誰もいない・・・はず

この季節の夜は半端ない

管理棟近くのコテージ

テントサイト

港のカモメも寒そう


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