大鬼谷オートキャンプ場 20150102

cheetarpapa

2015年01月04日 17:09

2015.1.2

恒例の冬の大鬼谷。
今年は正月三が日の出撃です。
しかし、前日からの寒波到来のニュース。そして、高速道路に異変が・・・
北房から新見までが通行止めになっています。
やむを得ず、一般道で新見まで行き、やっと高速に。
幸先に不安を感じ、昨年の出撃の辛い記憶が蘇ります。
案の定、国道432号ですら、吹雪で前が見えない酷い状態。いわゆるホワイトアウト。
前方数m程度しか視界が無い状態で・・・ いきなりガードレールが見えて、ドキッ の連続。
やっとの思いでいつもの「ふるさと茶屋」の前まで到着するも、お休みで駐車場も数十cmの積雪。
されど安心、今年はチェーンを付けてから一本道に突入。
Go!Gooooooo!
あれ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  雪少ない。
去年は雪も掻かれていない状態でしたが、今年は圧雪されており、特にわだち部分は走りやすい状態に。
管理棟まで、やすやすと到着できてしまいました。

今回のステイは・・・
バンガローに。(やっぱり)
おーーー 寒かったね~、今日の最高気温は4℃だって。
でも大丈夫、このバンガローにも石油ファンヒーターっていう心強い味方が居ます。
さすがに文明の利器、あっという間に室内がほかほかの状態に。
あーーー、暖かいね~~~
うーーん、良い か・ん・
(カチン!) じ。
ん?
え?
ヒーター止まったね。
あれ?ブレーカー落ちた?
持参した電気カーペットを使用していたものの、500Wと さして負担がかかるほどのものでも無いし・・・
管理棟に行ってみよう っと。
あれ?ココも暗い。
「ここら辺一帯の停電のようです。雪で電線が切れたんでしょうか…。復旧の目途は立っていません。」と。
オーーー・マイ・ガーーーーーー!
もしかすると長期戦に?今晩は電源無しの状態で一晩過ごすのか・・・
持参した装備を確認すると… コンパクトライトとカセットコンロだけ。後は食料とシュラフと衣類。
キャンプと異なり、持参品が無い状態でのアクシデント。
しばらくすると、管理人さんの忠告が・・・ 電源が落ちているとトイレが使えなくなるので極力使わないように って。
2回目の オーーー・マイ・ガーーーーーー!
とにかく、日没までに食事を終え、さっさとシュラフに潜り込むしかないな… と作戦を立てる。
薄暗くなりつつある中で鍋をつつきながら、家族も終始不安な様子。
最悪車で暖を取る方法もあるのは分かっていながら、誰もしゃべらない中で、ひたすら黙々と鍋を。
ただ沈黙で…
空腹を満たすために…
体を温めるために…
ひたすら…
(グツグツ・グツグツ)
アッ!
着いた。天井からぶら下がる電球2個がボワッと灯る。
おー!戻った、戻った!!
高々、30分弱ではあったが、不安な状態から解放された時のみんなの顔は笑顔に満ち、一気に皆しゃべりだす。
バンガローの外でも安堵の声があがっている。
これで心置きなくトイレに行くことも出来るぞーって事で、かんぱーーい!
我が家も、雪で冷やしたフローズンビールで宴の仕切り直しです。

さて、ハラハラと舞い降りる雪は、温度が低いことで粉雪のようにサラサラ。
一向に弱まらない風と雪で、入り口ドアの下から冷たい風が部屋に吹き込む。
更に、悪いことに入口ドアの周りの雪・水が凍って、ドアが開かなくなってしまう。
ドアが固着しているためノブを回しても開かず、叩く蹴るをしてやっと開く。
そして、一旦空いたドアも、閉める際には氷が邪魔してドアが閉まらないため、氷を削ってからドアを閉める。
そんな隙間風の入る安普請の建屋でも、中で暖房が使えれば全然へっちゃらです。
電気って本当にありがたいものですね。

前回の苦い経験を生かし、今回は18:30の最終受付前にお風呂に。
露天風呂のため外気の中での入浴は当然寒いですが、湯船に首まで浸かり雪を愛でる、冬の大鬼谷の名物、ココにありって感じです。
ボディソープやリンスインシャンプーもあり、ドライヤも用意されているので、お風呂グッズ持参も少なくて済みます。
その後は、しっかり温まった体を冷やすことなく、ポカポカの部屋でSYOUGI対決。
ゲームと言えども、手ごわくなってきた事で子供の成長を感じる今日この頃。
今回の出撃は深々と雪降り積もる中、真夜中まで熱き戦いを繰り返しました。

朝起きると、昨日以上に、白銀の世界が広がっている。
木々に積もる雪は自重に耐えきれず、ドサッと落雪。
昨日に比べると気温も高く、6時でもマイナス2℃。
その内、太陽も顔を出し、暖かく感じます。
そんな矢先、  ドサッ!
急傾斜の屋根に積もった雪も大きな音を立てて滑り落ちます。
あわてて外に出てみると、愛車のタイヤ部分を直撃。
離して停めていた為、車は無事だったが、大量の雪が車の下に流れ込み、掻き出さないと出発できません。
雪掻きをしたり、雪だるまを作った人は分かるでしょうが、雪って重いんです、意外に。
たかだか1㎥で200~300kgにもなるそうな・・・
大量に落ちるので、軒先近くは特に気を付けて。

来る時とうって変わって、
昨日の吹雪が嘘のように、風の無い穏やかな天気の中、順調に帰路に付きました。

冬にどうしてそんな雪深い所に行くの?と言われます。
が、それだけの魅力があります。安全に、あくまでも遊びの範囲内で、五感で感じる体験が貴重だと思うからこそ。
そんな機会を与えてくれるところがココ大鬼谷にもあります。
また、屋内でお湯が出る炊事場や、トイレの便座も暖かで冬の出撃の辛さも一掃してくれます。
だからみんな大鬼谷が好きなのかも。冬の大鬼谷、お勧めです。


今年も来ました


あります、あります、今年もたっぷり

いくつになっても、楽しいね

電気は大事大事

初ショット!、この景色で風呂に入るのも大鬼谷の魅力

シャワーカーテンのような仕切りはあるが、ほぼ外



日本昔話ちっく~



翌朝にはさらにたっぷりの雪


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